ダイエットと深い関係がある睡眠について
育児をしていると、どうしても足りなくなってくるのが「睡眠時間の確保」ですね。
特に、母乳やミルクを飲んでいる時期の育児は、辛いですし、夜泣きでぐずるお子さんですと、その時はホント切ないので、わずかな10分でも爆睡してしまうこともありますね。
しかし、産後って自発的に睡眠不足になっても大丈夫なように、「プロラクチン」というホルモンが働いてくれています。しかし、それが授乳期を過ぎるとどんどん減っていくので眠たさは徐々に改善されていきます。
お産してから約6ヶ月くらい過ぎると、この「プロラクチン」は減ってきますので、育児中の睡眠不足というのはかなり辛い状態となります。特に、夜泣きが本格的に始まるのは8ヶ月〜2歳と幅広いため、赤ちゃんがどうしても夜泣きがおさまらないというときは、小児科の医師にそうだんしてみるのもありですね。
本来、睡眠不足をしていると太りやすい体になるというデータがあります。しかし出産後はこれにあてはまりません。それが先ほど説明した「プロラクチン」というホルモンがあるから。
ところが、この「プロラクチン」がなくなると、今度は睡眠不足となり、体は疲労感はじまり、イライラ状態になります。
これが育児放棄にもつながってきます。そうならないためには、安眠できる環境を整えることがポイント。
簡単に安眠と書いたのですが、これが結構難しいものです。これが産後うつにもつながります。
睡眠時間が足りなくなると、体は危機感を覚え、ホルモンのバランスが乱れます。すると睡眠と深い関係のある「メラトニン」というホルモンを徐々に減らしてしまうのです。
「メラトニン」というホルモンは、寝付きがはじまってから約1〜2時間すると出てきます。体温が一番低くなる時間になるとMAXとなり、これが安眠の元になります。
しかし、産後しばらくして育児疲れが起こるとどうしてもこのホルモンは減ってしまい、安眠ができない環境になりがちです。
すると、睡眠ができない体は太りやすくなるというわけです。
ある研究データから学んだことなのですが、睡眠時間4時間の人と睡眠時間8時間の方の肥満を比較すると、睡眠時間8時間の方がやせ型であることもしっかりと証明されています。
しっかりと確実に痩せるためには良質な睡眠時間を確保することも重要であるということを忘れないで下さいね。
睡眠時間が足りなくなると、体は自発的に休めない信号